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部下の特徴に合わせて実践!4タイプ別指導法とは?

部下の特徴に合わせて実践!4タイプ別指導法とは?

 

 


  • 部下とあまりコミュニケーションを取れていないので、どう接していいかわからない・・・。
  • 部下のタイプに合わせた指導をしたいが、部下の特徴をどう把握したらいいかわからない・・・。
  • これから新入社員が入ってくるので、受け入れる準備をしていきたい!

 

部下の特徴を把握するためにどこから手をつけていいかわからないと困りますよね。

一気にすべてを把握しようとしないで、まず大雑把に把握していくことがポイントです。



今回は、バートルテスト分類法によるタイプ診断と対処ポイントについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。


部下の特徴に合わせて実践!4タイプ別指導法とは?

 

バートルテストとは?

「バートルテスト」とはマルチプレイヤーオンラインゲームなどのゲーム研究者であるリチャード・バートルが提唱するゲーマーの分類法のことです。バートルテストに置き換えて4種類に分けてみることで部下のタイプを理解し、そのタイプに合わせて指導していくポイントについてご紹介していきます。


まず、4つの分類を見ていきましょう。

  • アチーバー(達成者)
  • エクスプローラー(探検者)
  • キラー(殺人者)
  • ソーシャライザー(社交家)

タイプ別の対処ポイント

では、4つのタイプごとの対処方法を見ていきましょう。


アチーバー(達成者)

アチーバー(達成者)は、自分の目標を達成すること強い関心があり、喜びを感じるタイプです。また、困難なことにも積極的に挑戦して、自分自身を成長させて高めることに関心が強いという特徴もあります。

アチーバータイプの部下への対処ポイントは、目標設定で本人が達成することに喜びを感じられるように面談で具体化していくことです。そして、本人が希望するキャリアアップにつながるような仕事を任せていくことも大切です。成長意欲を刺激する際には、「これをやれば一段レベルが上がるよ」とか「目標の達成まであと〇〇%だよ!」といったように明確に目指す目標を言及しながらやる気を引き出していきましょう。

目標達成への努力を惜しまない一方、そこに集中するあまり、周囲への関心が薄れてしまう傾向があります。チームのメンバーと協力することも部下にとってプラスになるということを伝えていきましょう。

エクスプローラー(探検者)

エクスプローラー(探検者)は、自分の興味がモチベーションとなる探検者のようなタイプです。また、「繰り返し同じこと」よりも「何か新しい挑戦」に強く心を揺さぶられる傾向があります。

エクスプローラータイプの部下への対処ポイントは、新しいプロジェクトを任せたり、業務改善への新しい取り組みを任せたりすることで、自由な発想で新たな企画に挑戦させていくことで成長を促していきましょう。

一方で、自分の興味のあることに集中してしまうことで、他のメンバーが取り組んでいることへの興味・関心が薄れてしまう傾向があります。プロジェクトなどでチームと連携して対応するときには、信頼関係づくりの大切さやコミュニケーションのポイントについてフォローしていくといいでしょう。

キラー(殺人者)

キラー(殺人者)は、競争意識が強く、他人より上回ること、優位に立つことに強いこだわりを持つことが特徴です。社内でのポジションを気にするため、ライバルに負けないために努力をする傾向があります。


キラータイプの部下への対処ポイントは、顧客のコンペティションに参加させたり、社内で成果発表会を開催してプレゼンの機会をつくったりすることで成長を促すことができるでしょう。キラータイプは、ランキングや自分の評価を大変気にしますので、ライバルの存在をちらつかせ、頑張ればどのポジションに行けるという「地位」や「順位」という物差しでやる気を引き出していきましょう。


一方で、他人より優位に立つことにこだわるあまり、周りの足を引っ張って優位に立とうという意識が強く働いたときには注意が必要です。誰でも伸び悩む時があるものです。壁にぶつかったなと感じたら面談する機会を持って、どのように乗り越えていったらいいか話し合うようにしていきましょう。


ソーシャライザー(社交家)

ソーシャライザー(社交家)は、他人との協調性を重んじ、仲間意識が強いタイプです。組織内で良好な人間関係を保つためにコミュニケーションをしっかり取ることに関心を持っています。一人で黙々と取り組むよりもメンバーと一緒に協力して取り組む仕事に喜びを感じる傾向があります。


ソーシャライザータイプの部下への対処ポイントは、メンバーと協力して達成できる目標を設定できるようにフォローしていくことです。仕事も勉強もみんなで頑張ってみんなで成果を上げる。こういった状況や枠組みを作ってあげると「みんなに後れを取らないように頑張ろう」「みんなと目標を達成しよう」というソーシャライザーとしての達成意欲を引き出すことができるでしょう。

一方で、「独り勝ち」する状況は好まないので、成果が上がったときはチームとして褒める、表彰するといった工夫と良いでしょう。 

 

まとめ

  • 「バートルテスト」とは、ゲーム研究者であるリチャード・バートルが提唱するゲーマーの分類法で、部下育成にも応用可能である。
  • 分類は、「アチーバー(達成者)」、「エクスプローラー(探検者)」、「キラー(殺人者)」、「ソーシャライザー(社交家)」の4つある。
  • 「アチーバー(達成者)」は、目標達成・成長意欲が強い。「目標の達成まであと〇〇%だよ!」等の声かけが効果的。
  • 「エクスプローラー(探検者)」は、好奇心が強い、新しい挑戦を好む。自由な発想で企画・提案させる機会をつくることが効果的。
  • 「キラー(殺人者)」は、競争意欲・出世意欲が強い。ライバル意識を刺激して成長を促すことが効果的。
  • 「ソーシャライザー(社交家)」は、協調性重視、仲間意識が強い。メンバーと一緒に成長を促す機会をつくることが効果的。

部下の特徴に合わせてどんな指導をしたらいいかわからない方は、まずタイプ診断で部下の特徴を把握することから始めてはいかがでしょうか。タイプ診断する中でこの部下にはどんな接し方やサポートができるかなといった形でイメージを膨らませていくと具体的な指導方法が見えてきますよ。

 

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