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落合博満のオレ流チャンネル「岩瀬仁紀さんの日本野球殿堂入りを祝福!」の動画を視聴して感じた3つのこと

落合博満のオレ流チャンネル「岩瀬仁紀さんの日本野球殿堂入りを祝福!」の動画を視聴して感じた3つのこと


  • 調達・購買部員の中から新たにマネジャーに昇格させる予定があるが・・・。
  • 新任マネジャーに対してどのように任せたらいいか悩んでいる・・・。
  • 新任マネジャーに対しての対応のポイントについて教えてほしい!
今後、調達・購買部員の中から調達マネジャーへ昇格させる予定がある調達・購買部門長の方へ。責任のある管理職のポジションを任せるにあたって、きちんと役割を果たしてもらえるのか心配になりますよね。

実は私は約40年間中日ドラゴンズファンをしていまして、特に2004年から8年間中日ドラゴンズの監督を務められた落合博満さんの組織運営や育成手法についてとても参考にしており、必要に応じて研修や講演でもご紹介しています。

落合博満さんはYouTubeチャンネルを開設されて定期的に動画を更新されていますが、2025年2月22日に公開された「岩瀬仁紀さんの日本野球殿堂入りを祝福!」の動画の中で貴重なお話をされていました。

新任の調達マネジャーさんが活躍するためにどんなことが必要なのか、落合博満さんのお話をご紹介しながらお伝えできればと思います。

今回は、落合博満のオレ流チャンネル「岩瀬仁紀さんの日本野球殿堂入りを祝福!」の動画を視聴して感じた3つのことについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。


落合博満のオレ流チャンネル「岩瀬仁紀さんの日本野球殿堂入りを祝福!」の動画を視聴して感じた3つのこと



元中日ドラゴンズ投手岩瀬仁紀さんのプロフィール

まずは、動画で取り上げられた元中日ドラゴンズ投手岩瀬仁紀さんのプロフィールについてご紹介します。
地元、西尾東高校から愛知大学へ進学。愛知大学リーグでは1年春から外野手でレギュラー出場。打者として歴代2位の通算124安打を放ち、外野手としてベストナイン4度受賞する一方、3年秋のリーグから外野手と兼任で投手としても登板するが、3年時に外野手として日本代表に選出されるなど、当時は打者として注目されていた。大学卒業後は社会人野球のNTT東海に入社。1998年のドラフト会議で中日ドラゴンズを逆指名し2位で入団。
入団1年目の1999年シーズン途中から勝ちパターンの一角を担い、最優秀中継ぎ投手賞を受賞。その後も中継ぎで起用され、2004年からは抑えとして5年ぶりの優勝に貢献。8月に行われたアテネオリンピック野球日本代表にも選出された。2007年の北海道日本ハムファイターズとの日本シリーズの第5戦において、8回まで完全試合ペースの好投をしていた山井大介に代わり9回に登板。三者凡退に抑えてNPB史上初の継投による完全試合を達成し、胴上げ投手となった。
2008年には北京オリンピック野球日本代表として出場。2012年にはセ・リーグ史上最多の5度目、また最年長記録となる最多セーブのタイトルを獲得した。2017年からは球界最年長選手となり、山本昌が保持していたセ・リーグの最年長セーブ記録を42歳7ヶ月に更新したほか、6月には史上最長ブランクとなる12年ぶりの月間MVPに輝くなど、4年ぶりに50試合に登板し、見事カムバック賞を受賞。
2018年シーズンには9月28日の対阪神戦でNPB初の1000試合登板を達成した。10月2日に記者会見を開き現役引退を発表。10月13日最終戦の阪神戦で長い現役生活を終えた。2019年からはドラゴンズ戦を中心に野球解説者として活動中。(「講師依頼.com」より引用)

落合博満さんのお話しで感じたこと①「責任のあるポジションの任せ方」

1つ目は、「責任のあるポジションの任せ方」についてです。

落合博満さんは2004年に中日ドラゴンズの監督に就任しますが、チーム事情によってその年から9回を投げる抑え投手の後任を決める必要がありました。前年まで7回や8回を任されて結果を出していた岩瀬仁紀投手にすることを決めていて、キャンプの前日に任せることを伝えました。

ところが、開幕数日前に風呂場で滑って足を骨折するというアクシデントがありました。開幕から調子が上がらず、コーチからは2軍で調整させたいという話が出ましたが落合監督は反対しました。「抑えという役割は打たれたら負けるという最後の砦であり責任のあるポジションなのだから、苦しくても逃げずにやってもらいたい」という思いから1軍に置いたままにされました。

そこから立て直して活躍することになるのですが、一方で落合監督は「3敗まではしていいよ」というお話をされています。「1つも負けられない」では精神的にきついので、楽な気持ちで投げてほしいということも伝えられています。調達マネジャーという責任のあるポジションを任せるにあたって、参考になるお話しではないかなと思いました。


落合博満さんのお話しで感じたこと②「任せた後のフォローの仕方」

1つ目は、「任せた後のフォローの仕方」についてです。

印象に残ったお話しとして、岩瀬投手への「アドバイス」と「配慮」の仕方についてです。

落合監督は打者として活躍されたため、「俺は投手のことは専門外だから投手コーチに任せる」という方針でした。それでもただ任せるのではなく、必要に応じてアドバイスやフォローをされています。

「岩瀬投手はマウンドで背筋を伸ばして投げているときはきちんと投げられるが、体を丸くするときがある。そうなったときはマウンドに行ってアドバイスしていたよ。」というお話しがありました。専門外のことであっても、日頃から観察して必要に応じて適切に指導できるように準備しておくことが大切だと思います。

また、オープン戦の最初のナゴヤドームでの試合では先発投手を任せていました。抑え投手は通常9回に登板しますが、「普段、荒れたマウンドで投げているのでまっさらなマウンドで投げさせてやりたいというご褒美みたいなものだよ。」というお話しがありました。お任せされる調達マネジャーの方が部下への配慮ができているかも確認していただけるといいなと思います。


落合博満さんのお話しで感じたこと③「新たに監督に就任するときの注意点」

3つ目は、「新たに監督に就任するときの注意点」です。

「新しく監督になった人は、自分の色を出さなきゃいけないと思わなくていい。出す必要がなく、自然に生まれてくるもの。」「良いものは継続して、悪いものをどうやって手をつけて改善していくか。それさえ、頭の中に置いておけば大体のことはうまくいくと思う。」というお話しがありました。

新たに就任することなったマネジャーの中には、「前任者との違いを前面に出し、違いをPRしなきゃいけない」と思う方がいらっしゃいます。その方法で進めてしまうと、「良いもの」「うまくいっているやり方」が機能しなくなるリスクが生まれてしまいます。もし、お任せされる新任の調達マネジャーの方が、「自分の色を出さなきゃ」という気持ちがあるようでしたら、フォローしていただけるとといいなと思います。


まとめ

  • ポイント① 責任のあるポジションの任せるには、責任の重さに対しての自覚を促しつつ、重圧を軽くするための配慮を行う
  • ポイント② 任せた後も任せきりにせず、必要に応じて指導や配慮を行う
  • ポイント③ 新たに就任する監督は、自分の色を出す必要がなく、良いものを継続して悪いものを改善すれば大体のことはうまくいく
落合博満さんのお話しは、会社組織に置き換えても大変参考になるお話しが多いので、また取り上げてご紹介できればと思っています。


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