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中途採用した調達・購買業務経験者を職場で受け入れるときのポイント3つ

中途採用した調達・購買業務経験者を職場で受け入れるときのポイント3つ


  • 調達・購買部門で調達・購買業務経験者を中途採用したが・・・。
  • 職場でのどのように受け入れ準備をしたらいいかわからない・・・。
  • 中途採用した調達・購買業務経験者を職場で受け入れるときのポイントについて教えて欲しい!
調達・購買業務経験者を中途採用して、職場での受け入れ準備を進めている調達・購買部門長、マネジャーの方へ。即戦力としてすぐにでも活躍してほしいという期待が高まりますよね。

私は13年間調達・購買部門での経験があり、一度転職しています。同じ調達・購買部門だったとはいえ、異業種(食品業界から電子機器業界)だったため、最初の一年間は慣れるのにとても苦労しました。その経験をふまえて、中途採用した調達・購買業務経験者が活躍するために欠かせない、職場で受け入れるときのポイントについてお伝えしていきたいと思います。

今回は、中途採用した調達・購買業務経験者を職場で受け入れるときのポイント3つについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。


中途採用した調達・購買業務経験者を職場で受け入れるときのポイント3つ



ポイント① 新卒入社した社員と同じ感覚で接する

1つ目は、新卒入社した社員と同じ感覚で接することです。

特に30代以上の中途採用者の場合、社会人経験を積んでいるのだから一般的なビジネスマナーや事務的なスキル(パソコン操作など)はできるはずだと思っていないでしょうか。

もちろん、すぐに任せても大丈夫な場合もありますが、実際に任せてみないとわからないこともあります。面接での「できます」「大丈夫です」をそのまま鵜呑みのせず、じっくり観察することが必要です。

また、発注システムや社内稟議の手続きなどは他社の手続きとは異なるため、一から指導する必要がありますので、新入社員と同様に準備をしておきましょう。


ポイント② 力量を見極めながら任せる

2つ目は、力量を見極めながら任せることです。

即戦力としての期待が大きいので、すぐに任せたいというお気持ちはよく分かりますが、力量の見極めをした上で任せることが必要です。例えば以下のとおりです。

力量を見極めて任せる(例:取引先との価格交渉)

  • 取引先の会社情報や取引実績などの交渉の事前準備ができるか?
  • 取引先の営業担当者と信頼関係づくりを行った上で、自社の要望を丁寧に伝えることができるか?
  • 交渉過程で生じた問題や課題への対応ができるかか?
  • 交渉で合意した後のフォローアップができるか?
任せる前にどの程度できるかどうかをヒアリングした上で、任せていきましょう。


ポイント③ 関係部門との協力できる関係づくりに注意を払う

3つ目は、関係部門との協力できる関係づくりに注意を払うことです。

実は私が一番苦労したのが関係部門との調整です。「顧客の合意を得るために関係部門と納期調整を行う」「取引先のトラブル対応発生した際に関係部門と協力して区切りをつける」「コストダウン施策を進める際に関係部門に協力を得ること」など、調達・購買部門の仕事は、関係部門の協力があって成立します。

ベテランの調達・購買部員であれば関係部門の人たちとの人間関係や信頼関係があるため、「あうんの呼吸」で調整ができます。しかし、中途入社した方にとっては、信頼関係づくりから始める必要があります。ポイントは、その重要性をご本人が自覚されているかどうかにあります。ぜひ、入社したタイミングで会社の組織図などをご用意していただき、「調達・購買部門に関わる部門とどのような連携をしているのか」「関係部門に協力してもらうためにどのようにコミュニケーションを取ればいいか」といったことを指導していきましょう。

一般社団日本能率協会で調達・購買担当者向けの社内コミュニケーションに関する公開セミナーの講師も務めております。ご興味のある方は、下記の関連ブログも合わせてご覧ください。

【東京】2025年2月17日(月)「調達・購買スタッフ社内コミュニケーション力強化セミナー(オンライン)」登壇のご報告

【東京】2025年2月17日(月)「調達・購買スタッフ社内コミュニケーション力強化セミナー(オンライン)」登壇のご報告 関係部門と取引先との間で板挟みになってしまい、調整がうまくいかない・・・。調整に時間がかかってしまい、業務に支障が出てきている・・・。関係部門との調整方法について教えてほしい!部下に関係部門との調整を任せているものの、思うように調整がうまく...
 


まとめ

  • ポイント① 新卒入社した社員と同じ感覚で接する
  • ポイント② 力量を見極めながら任せる
  • ポイント③ 関係部門との協力できる関係づくりに注意を払う
調達・購買業務経験者の方は、これまでの経験を活かすことができるように職場環境を整えておくことが重要です。今回のブログでご紹介したポイントを参考にしていただいて、初出勤までに準備を進めていただけたらと思います。


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