- これから研修を企画する予定があるが・・・。
- どんな研修を依頼すればいいか悩んでいる・・・。
- 研修を企画するときに気をつけるポイントについて教えてほしい!
このような悩みを抱えている研修担当者の方へ。
研修を企画する時にどんなふうに進めたらいいか悩みますよね。
研修を企画するときに「研修の責任範囲」についてチェックしておくと、学習効果の高い研修を実施することができますよ。
今回は、【研修担当者向け】研修を企画するときにチェックしてほしい「研修の責任範囲」とは?についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
【研修担当者向け】研修を企画するときにチェックしてほしい「研修の責任範囲」とは?
「研修の責任範囲」とは?
まず、「研修の責任範囲」についてお伝えします。
「研修の責任範囲」とは、学習目標を明確にすることです。
研修は職場の問題や課題を解決するために実施しますが、すべての問題や課題を研修で解決することはできませんよね。また、限られた予算と時間の中で行う必要もありますので、研修で「できること」と「できないこと」を分けて、研修で何を扱うのかを決め、その目標を明確にすることが必要です。
「研修の責任範囲」を明確にしなければならない3つの理由
続いて、研修の責任範囲を明確にしなければならない3つの理由についてお伝えします。
理由は以下のとおりです。
理由① 研修内容を具体化できる
1つ目は、研修内容を具体化できることです。
研修の責任範囲を決めると、研修内容を具体化することができます。例えば以下のとおりです。
(例)マネジャー向けの部下育成力向上
ご紹介した例では、「やる気が低下しているリーダーのモチベーションを高める1on1ミーティング研修」ということになります。このまま研修名にするかどうかは別としても、このように研修の責任範囲を明確にできると、研修プログラムの内容も具体化することができますよね。
2つ目は、研修受講者への動機づけがしやすくなることです。
理由①のような形で明確にできると、研修目的を具体化できるので動機づけしやすくなります。例えば以下のとおりです。
(例)「やる気が低下しているリーダーのモチベーションを高める1on1ミーティング研修」の研修目的
このような形で研修目的が具体化できるので、研修受講者(例の場合はマネジャー)への動機づけを行うことができるようになります。
3つ目は、研修の満足度が上がることです。
学習目標と研修目的が具体的になると研修受講者への動機づけができるので学習効果が高まります。会社の指示だから仕方なくという受講者が減りますので学習効果に大きな差が生まれますよね。学習効果が高まれば、自然と研修への満足度も上がります。
また、研修の責任範囲が明確になっていると、研修受講者からのクレームが減るという面もあります。例えば以下のとおりです。
(例)対象の部下がはっきりしない場合
- 「1on1ミーティング研修よりも他のテーマの研修が良かったのでは?」という要望をアンケートに書かれてしまう可能性がある
(例)育成の目標がはっきりしない場合
- 「研修で学習したことをどう活かせばいいかがわからない」という不満をアンケートに書かれてしまう可能性がある
(例)どんな育成手法を学習する必要があるのかを伝えなかった場合
- 「研修で学習しなくても、職場でリーダーのフォローすればいいのでは?」という不満をアンケートに書かれてしまう可能性がある
例のような形で、研修受講者からの苦情やクレームを減らすことができます。
なお、研修後のアンケート結果が良くなかった研修については、今回ご紹介した研修の責任範囲が明確でなかったことが原因かもしれません。これまでの研修後のアンケートを改めてチェックしていただくと、今後研修を企画する上での改善ポイントが見えてきます。
まとめ
- 「研修の責任範囲」とは、学習目標を明確にすること
- 「研修の責任範囲」を明確にしなければならない理由① 研修内容を具体化できる
- 「研修の責任範囲」を明確にしなければならない理由② 研修受講者への動機づけがしやすくなる
- 「研修の責任範囲」を明確にしなければならない理由③ 研修の満足度が上がる
今回、ご紹介した研修の責任範囲を明確にすることは、研修を成功させる上でとても重要なことです。研修を企画される際にチェックしていただけたらと思います。
応援のチカラ企業研修では、研修の責任範囲を明確にする部分からお手伝いさせていただくことが可能です。また、ご要望に合わせて研修プログラムをカスタマイズしてご提供できます。
もし、ご不明な点がございましたら無料でご相談をお受けしていますので、お気軽にお声がけください。