- チーム内がギスギスしている感じがする・・・。
- リーダーとしてメンバーをまとめたいと思っているがうまくいかない・・・。
- チームをまとめるときに、まずなにから始めたらいいか教えてほしい!
このような悩みを抱えているリーダーの方へ。
自分勝手に行動してしまっているメンバーをまとめるのは大変ですよね。
そんなときに役立つのが、「組織の成功循環モデル」という考え方です。
今回は、前回に引き続き、チームがまとめるリーダーに知っておいてほしい「組織の成功循環モデル」とは?についてお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。
チームをまとめるリーダーに知っておいてほしい「組織の成功循環モデル」とは?「組織の成功循環モデル」とは?
まず、前回のブログでお伝えした「組織の成功循環モデル」についてご紹介していきます。
【前回のブログ】
【前回のブログのまとめ】
- 「組織の成功循環モデル」とは、マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱している理論である。
- 「組織の成功循環モデル」では、組織を4つの質で捉える。(「関係の質」「思考の質」「行動の質」「結果の質」)
- 「結果の質」から高めようと動くと、バッドサイクル(悪循環)に陥りやすい。関係が悪化し、さらに結果の質を下げることにつながってしまう。
- 「関係の質」から高めようと動くと、グッドサイクル(好循環)が始まる。信頼関係が深まり、結果の質を上げることにつながる。
チームのメンバーをまとめるためのポイント3つ
では、「組織の成功循環モデル」を活用した、チームのメンバーをまとめるためのポイント3つについて見ていきましょう。
1つ目は、メンバー間で情報共有することです。「関係の質」を向上させるためには、まず、チームのメンバーをまとめるためにはお互いに理解し合うことが重要です。そのためには、それぞれどのようなことを取り組んでいるのか情報共有することから始めましょう。
(情報共有の例)
- 担当している業務
- 今期の目標
- 目標実現のために取り組んでいる施策
- 課題に感じていること
ポイントは、メンバーの取り組みを否定しないことです。メンバーそれぞれの取り組みを尊重することができると「関係の質」が向上していきます。
ポイント② 協力できることについて一緒に考える
2つ目は、協力できることについて一緒に考えることです。「思考の質」を向上させるためには、メンバーの中で自由にアイデアを出していくことが重要です。リーダーはメンバーがアイデアをどんどん出せるようファシリテーターになって発言を促していきましょう。
(メンバーに発言を促す例)
- 「それぞれの目標を達成するためにお互いに協力できることがあるとしたら、どんなことができると思いますか?」
- 「今、抱えている課題を解決するためにどんなことを協力してもらえたらうれしいですか?」
ポイント③ チームで決めたことを実行する
3つ目は、チームで決めたことを実行することです。メンバーで話し合ったことを実行していくことで、「行動の質」を向上させていきます。これまで個々にバラバラで行動していたことが、メンバーで協力して行動することによって「結果の質」に変化が出てきます。そうすると、さらに「関係の質」がよくなってチームがまとまり、好循環サイクルを回していくことができるようになります。
(チームで決めたことを実行する例)
- 各自で決めたやるべきことを次回のミーティングで報告する
- うまくいかなかったことや新たに見つかった課題について、ミーティングで改めて話し合う
- 最初は、各自ですぐに実行できることから始める
- 「関係の質」を向上させるポイントは、メンバーで情報共有すること
- 「思考の質」を向上させるポイントは、リーダーが自由にアイデアを出せるようにファシリテートすること
- 「行動の質」を向上させるポイントは、すぐに実行できることから始める。ミーティングで報告して改善点について話し合う
- 「結果の質」は、「関係の質」から始めた好循環サイクルを回し続けることで、おのずと向上することができる
メンバーが取り組んでいることについてお互いに関心を持ち、理解を深め、協力できることは協力しようという関係づくりがポイントです。まずは、お互いの取り組み状況について情報共有する場をセッティングすることから始めていきましょう!
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