- 最近、部下のモチベーションが下がっている気がする・・・。
- 部下を指導したいけど、どこから手をつけていいかわからない・・・。
このような悩みを抱えているマネジャーの方へ。部下を指導するにしても、どこから始めたらいいかわからないとつらいですよね。
まずは、コーチングスキルの1つである、「チャンクダウン」「チャンクアップ」から始めてみてはいかがでしょうか?
今回は、部下育成に役立つ「チャンクダウン」「チャンクアップ」とは?についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
部下育成に役立つ「チャンクダウン」「チャンクアップ」とは?
チャンクとは、「塊」という意味です。この塊をとらえ方がチャンクダウンとチャンクアップの2つに分かれていきます。
チャンクダウンとは、大きな塊を細分化していくという意味です。仕事の課題があったときに大きな塊のまま対応しようとすると、どこから手をつけていいかわからなくて戸惑うことがありますよね。そんなときは細分化することで取りかかりやすくなります。
チャンクアップとは、高い視点で目的や意味を確認していくという意味です。目の前の一つ一つの課題に取り組んでいたときに、そもそもなんのためにやっているのかわからなくことがありますよね。そんなときに、チャンクアップで方向性を確認することで軌道修正することが可能です。
部下育成に役立つチャンクダウンの使い方
では、まず部下育成に役立つチャンクダウンの使い方について見ていきましょう。
【使うタイミング】
- 行動計画を立てるとき
- 課題設定を行うとき
- 問題解決の対応するとき
ポイントは、チャンク「大きな塊」状態になっているときが使うタイミングです。部下が「大きな塊」を前にしてどうしたらいいかわからないときにチャンクダウンで部下に質問をしながらサポートしていきましょう。なお、5W2Hを意識しながら質問していくと具体化しやすいです。
【サポート方法】
- 行動計画を立てるとき「設定した目標を実現するためにどんなことをする必要があるかな?」
- 課題設定を行うとき「優先して取り組むべき課題はどの課題だろう?」
- 問題解決の対応をするとき「この問題を解決するためになにをする必要があるのかな?」
【5W2H】
- When(いつ?)
- Where(どこで?)
- Who(誰が?)
- What(何を?)
- Why(なぜ?)
- How(どうやって?)
- How much(いくらで?)
部下育成に役立つチャンクアップの使い方
続いて、部下育成に役立つチャンクアップの使い方について見ていきましょう。
【使うタイミング】
- 部下のモチベーションが下がっているとき
- 仕事への目的意識が感じられず、なんとなく仕事をしているなと感じたとき
- 部下との面談(1on1など)で目標管理の話をするとき
ポイントは、部下のモチベーションが下がっていて目の前の仕事に集中して取り組めていないなと感じたときです。そんなときは「目的」に意識を向け、今取り組んでいることの意味を再認識することでやる気を引き出すことができます。チャンクアップで部下に質問をしながらやる気を引き出していきましょう。
【サポート方法】
- 部下のモチベーションが下がっているとき「今、取り組んでいる仕事がうまくいったらどんな気持ちになるかな?」
- 仕事への目的意識が感じられず、なんとなく仕事をしているなと感じたとき「取り組んでいる仕事がきちんとできたら、どんな人が喜んでくれるのかな?」
- 部下との面談(1on1など)で目標管理の話をするとき「今期の設定した目標は、将来の自分にどう活かしていきたいと思う?」
- チャンクとは、「塊」の意味である
- チャンクダウンは、大きな塊を細分化して取りかかりやすくすること。「行動計画」「課題設定」「問題解決」などの場面で活用する。
- チャンクアップは、高い視点で目的や意味を確認すること。「モチベーションが下がっているとき」「目的意識が低いと感じたとき」「目標管理面談のとき」などの場面で活用する。
部下の状況に合わせて「チャンクダウン」「チャンクアップ」を使い分け、部下の指導を行っていきましょう!
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