- 受講生のアンケートを見ていたら・・・。
- 演習の進め方がわからず戸惑ったという声があった・・・。
- 研修講師が演習を行うときに気をつけているポイントについて教えてほしい!
受講者の方からこのような声があがった研修担当者の方へ。
研修内容の理解度を確認しりたり、学んだ知識やスキルを定着させるために演習を行うことは効果があります。でも、演習で何をすればいいかわからず、何もできなかったという時間になってしまいますと、消化不良となり満足度が下がってしまう傾向があります。
受講生が演習を行う際、消化不良にならないようにするために研修講師が気をつけていることがありますので、今回はその点についてお伝えできればと思います。
今回は、【研修担当者向け】研修講師が「演習」を行うときに気をつけている3つのことについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
【研修担当者向け】研修講師が「演習」を行うときに気をつけている3つのこと
1つ目は、演習の目的を説明することです。
この演習はなんのために行うのかということについて説明することから始めます。この目的を伝えておくことで「やらされ感」をなくして、前向きに演習に取り組めるように導くようにしています。例えば以下のとおりです。
演習の目的を説明する(例:「若手社員向け調整・交渉力向上研修」の演習)
- 「これから演習を行います」
- 「この演習は、チームメンバーと仕事の進め方についてどのように調整したらいいかを考えるというものです」
- 「演習の目的は、この章ので学んだチーム内での調整のポイントについて理解度を確認するために行います」
2つ目は、演習の進め方を丁寧に説明することです。
演習の進め方がわからなければ講師に質問すれば良いのですが、時々、「わざわざ講師に質問するのは気が引ける」「できるところまでやってダメなら仕方ない」という感じで消極的な方がいらっしゃいます。
もちろん、講師も受講者の方の様子を見て回り、必要に応じてフォローしますが、受講人数が多かったり、短めの演習時間の場合、お一人お一人フォロー出来ない場合も出てきます。「演習の進め方がわからない=できなくてもいい」とならないようにするために、演習の進め方の例をご紹介するようにしています。例えば以下のとおりです。
演習の進め方(例)
- 個人演習の場合は、記入例を用意する
- ペア演習の場合、事前に進め方の手順やポイントを説明する
- グループ演習の場合、演習ごとに進行役を決めてスムーズに話し合いができるように、進行のポイントについて説明する
ポイント③ 演習後に全体共有とフィードバックを行い理解度を確認する
3つ目は、演習後に全体共有とフィードバックを行い理解度を確認することです。
「演習で書いたこと」「話し合ったこと」「発表したこと」が演習の目的にマッチしたものかどうか、演習後に確認を行います。例えば以下のとおりです。
- 受講者の方を指名したり、進行役の方に発表してもらうことでどこまで理解できたのかを確認する
- 講師によるフィードバックを行うことで、より良くするためのポイントを確認する
まとめ
- ポイント① 演習の目的を説明する
- ポイント② 演習の進め方を丁寧に説明する
- ポイント③ 演習後に全体共有とフィードバックを行い理解度を確認する
研修は、以前の「講義中心の研修」から「演習中心の研修」にシフトしています。演習をどのように効果的に実施するかは研修の満足度に大きな影響を与えますので、研修講師がどのようなことを心がけて演習を行っているか確認していただくと良いと思います。応援のチカラでは、お客様のご要望に合わせて演習を実施することが可能です。ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。
研修担当者様、調達マネジャー様向けに「調整・交渉力」に関するご相談を無料でお受けしています。
お気軽にお問い合わせください。
↓
ご予約・お問い合わせ