- 入社3年目の部下がいる・・・。
- 他の部下から会社を辞めたいという話を耳にした・・・。
- 離職防止のためにマネジャーができることを教えてほしい!
このような悩みをお持ちのマネジャーの方へ。
せっかく時間とコストをかけて育ててきたのに、突然辞められたらショックが大きいですよね。
最終的に「辞める」「辞めない」については部下本人が決めることではありますが、その前にマネジャーとしてできることはあります。
今回は、【マネジャー必見】入社3年目社員離職防止の打ち手4つについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
【マネジャー必見】入社3年目社員離職防止の打ち手4つ
離職防止の打ち手① 将来性についての不安を解消する
1つ目は、将来性についての不安を解消することです。
若手社員のよくある早期退職理由の一つに「会社の将来性がないため」というものがあります。注意していただきたいのは、会社としての将来性というよりも、部下が望むキャリアや昇進についての将来性への不安を感じているということです。たとえば、以下のとおりです。
- 希望する部署に配属されず、このままこの仕事を続けていいのだろうか?
- 昇進するのに時間がかかりそうなので、自分の希望するポジションで仕事ができる会社に転職した方がいいのでは?
対応のポイントは、以下のとおりです。
- 目標管理面談などの機会を利用して、部下の希望をヒアリングする
- 部下の希望するキャリアに役立ちそうな仕事も合わせて任せていく
- 人事部とも連携して、別部署で希望する仕事ができないか相談する
離職防止の打ち手② 相談できる雰囲気づくりをする
2つ目は、相談できる雰囲気づくりをすることです。
一人で抱え込んでしまい退職を決めてしまう若手社員も多くいます。辞めるという決断をする前の段階で、上司や先輩に相談する機会を持つことできれば、「もう少しがんばってみよう」という気持ちになることがあります。そのためには、日頃から相談できる雰囲気づくりをしておくことが重要です。ポイントは以下のとおりです。
相談できる雰囲気づくりのポイント
- 自席にいる時間を用意して、「相談OK」の時間を部下に共有しておく
- 部下が困っている問題や課題を積極的にサポートする
- マネジャーから積極的に声かけをする
部下が相談しやすい距離感を保っておくことが大事です。日頃のコミュニケーションを振り返り、必要に応じて見直していきましょう。
声かけについては、以下のブログでもお伝えしています。合わせてご覧ください。
部下がマネジャーにかけてもらうと嬉しい声かけ5選
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「もっと部下にがんばってもらいたいと思っているけど、反応がいまいちで・・・。」「部下をどうやって励ましたらいいのかわからない・・・。」 そんな部下育成に関する悩みを抱えているマネジャーの方へ。 シンプルに一言、声かけしてみるのもいいかも...
離職防止の打ち手③ 部下にふさわしい目標と課題を用意する
3つ目は、部下にふさわしい目標と課題を用意することです。
若手社員のよくある早期退職理由の一つに「仕事が思うようにできず自信を失ってしまったため」というものがあります。原因の一つとして、「自分は会社の役にたっていないのではないか」という思いがあります。周りのメンバーと比べて役に立っていないという思いが自信低下を引き起こし、職場での居心地の悪さを感じてしまい、退職しようという気持ちに傾いてしまいがちです。こういう悩みを抱えている部下には、ふさわしい目標と課題を用意することで動機づけすることが大切です。ポイントは以下のとおりです。
- 部下の能力(業務知識、スキル、経験等)を把握する
- 部下が努力すれば達成できる目標を設定する
- 目標を達成するために必要な課題を与える
- 達成できるように必要に応じてサポートする
目標管理については以下のブログでもお伝えしていますので、合わせてご覧ください。
(調達・購買部門向けのタイトルになっていますが、他の部門の方でも理解いただける内容になっています。)
【調達・購買】部下の目標管理でやる気を引き出すポイント3つ
【調達・購買】部下の目標管理でやる気を引き出すポイント3つ
「部下が設定する目標が低く、成長意欲が感じられない…。」「部下との面談でやる気を引き出したい!」 と感じている調達マネジャーの方、いらっしゃいませんか? 今回は、部下との面談でやる気を引き出すポイントについてお伝えしていきます。 「目標設定...
4つ目は、主体的な貢献意欲を高めることです。
主体的な貢献意欲とは、
のことです。
上司や先輩の指示・命令ではなく、自ら進んで役立ちたいという思いを持つことは、自律型人材の育成には欠かせない要素になります。
すでに自分のキャリアについて具体的なプランを持っていて、そのために退職という決断をするのであれば問題ないのですが、なんとなく「この会社では自分の居場所がないから」という理由で退職を決めるのであれば、今いる場所で自分はなにができるのかということを考えてからでも遅くはありません。もし、部下がそのような状況だと感じられるのであれば、主体的な貢献意欲を高めるためのサポートすることをオススメします。
応援のチカラでは、主体的な貢献意欲を高める研修を行っていますので、興味をお持ちになった方は合わせてご覧ください。
また、応援のチカラの研修前無料オンライン相談をお受けしていますので、お気軽にお声がけください。
まとめ
- 離職防止の打ち手① 将来性についての不安を解消する
- 離職防止の打ち手② 相談できる雰囲気づくり
- 離職防止の打ち手③ 部下にふさわしい目標と課題を用意する
- 離職防止の打ち手④ 主体的な貢献意欲を高める
マネジャーが離職防止のために一番大切なことは、日頃から部下をよく観察することです。なにを考え、どうしたいと思っているのかを理解しておけば、「退職します」という話を受ける前にサポートできることがきっとあるはずです。そのためには、積極的に部下の話を聴く機会を持つようにしていってくださいね。
入社3年目社員の成長を促すことに役立つ研修を行っています。
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