- 部下に新しい仕事を任せたいが・・・。
- 失敗を怖がって尻込みしてしまっている・・・。
- 失敗を怖がってチャレンジできない部下への対処法を知りたい!
このような悩みをお持ちのマネジャーの方へ。
「そんなに怖がらなくても大丈夫なのに・・・。」
失敗を怖がってチャレンジしない部下、見ていてもどかしいですよね。
もしかしたら、「失敗」に対して間違った捉え方をしていることが原因かもしれません。
今回は、失敗を怖がってチャレンジできない部下への対処ポイント3つについてお伝えしますのでぜひご覧ください。
失敗を怖がってチャレンジできない部下への対処ポイント3つ
ポイントの1つ目は、「失敗」の考え方を捉え直すことです。
失敗を怖がってしまう主な原因は、「失敗=ダメなこと」「失敗したら嫌だな」という考え方にとらわれていることにあります。この考え方を捉え直すことから始めます。
そのためにはマネジャーさんがやるべきことは、部下とこの考え方を共有しておくことです。
「失敗したら、次の機会にどうすれば失敗しないようにすればいいかを考えて行動できれば大丈夫だよ」という話をしておきましょう。
ポイント② 失敗を想定してフォローの準備をしておく
2つ目は、失敗を想定してフォローの準備をしておくことです。
「このくらいの仕事なら失敗しないだろう」と楽観的に考えていると、失敗したときに「なんでできないの?」と思ってしまいます。どんなに簡単な仕事でもミスはつきものです。あらかじめどんな失敗する可能性があるかリストアップしておくと、いざ失敗したときにスムーズにフォローできます。例えば以下のとおりです。
(例)新人の指導を任せるときの準備
- 教え方がわからない場合のフォロー
- 新人の質問に答えられなかった場合のフォロー
- 新人のモチベーションが低い場合のフォロー
- 新人がなかなか成長しない場合のフォロー
- 新人との人間関係がうまくいかない場合のフォロー
- 自分の仕事が忙しくて指導する時間がない場合のフォロー
部下が困ったときに、ちょっとしたフォローやアドバイスができるように準備しておけば、部下も安心感を感じられて、「いざとなれば上司がフォローしてくれるから、失敗を怖がらずに思い切ってやろう!」という気持ちにつながります。
ポイント③ 失敗したら適切にフォローする
3つ目は、失敗したら適切にフォローすることです。
フォローのポイントは、以下の3つです。
失敗したことに対して「怒る」「イライラする」「叱責する」といった反応をしてしまうと、部下は「失敗=嫌なこと」という記憶が残ってしまいます。そうなると、ポイント①でお伝えした「失敗への捉え方」が元に戻ってしまいますので冷静に対応していきましょう。
ただ、そうは言ってもネガティブな感情を押さえつけてしまうとストレスが溜まってしまいます。感情のマネジメントについては、以下のブログでご紹介していますので、合わせてご覧ください。
【部下にイライラするときにやってほしい「感情のマネジメント」3つのステップとは?】
次に失敗のリカバリーを優先して対応することです。失敗の報告を受けたとき、すぐに「ダメ出し」してしまうことはないでしょうか。まずは、失敗へのリカバリーを優先して取りかかりましょう。
最後に、部下と一緒に振り返ります。ポイントは以下のとおりです。
大切なことは、犯人を取り調べするように「尋問」しないことです。振り返りの目的は、「部下が失敗を乗り越えて成長するためにすべきことを話し合う場」にすることだからです。
また、対応策を話し合うときは、一方的に答えを伝えるのではなく、部下に「どうしたらいいと思う?」と質問して考える機会をつくりましょう。この考える機会を増やしていくことで、自分で考えて行動するという自律へのサポートにもなります。
- ポイント① 「失敗の捉え方」について見なおす
- ポイント② 失敗を想定してフォローの準備をしておく
- ポイント③ 失敗したら適切にフォローする
「失敗」に対してネガティブな感情を持っている部下は、上司から見た時には「このくらい大丈夫だろう」と思えることでもプレッシャーを感じているものです。部下の様子を良く観察し、状況に応じて適切にフォローできるように準備することで、安心してチャレンジできるようになりますよ。
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