- 部下との面談でコーチングを活用しているが・・・。
- 質問をしてもあまり部下が話をしてくれない・・・。
- 部下との面談でコーチングをするときのポイントが知りたい!
このような悩みをお持ちのマネジャーの方へ。
面談で部下に話をしてもらおうといろいろ工夫していても、部下の口が重いとつらいですよね。
そんなときは、「ペーシング」を意識するといいかもしれません。
今回は、部下とのコーチングで使える”ペーシング”3つの活用ポイントついてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
部下とのコーチングで使える”ペーシング”3つの活用ポイント
ペーシングとは?
ペーシングとは、相手の話し方、状態、呼吸などのペースを合わせることを言います。
ペーシングを行うことで、部下に与えられるものは以下のとおりです。
- 警戒心を取ることができる
- 安心感や親近感を感じることができる
- 安心して話ができるようになる
- 信頼関係を築くことができる
部下にリラックスして本音で話をしてもらうために、ペーシングを活用して部下が話しやすい場づくりをできるようにしていきましょう。
次に、特にペーシングを活用してほしいマネジャーの特徴をご紹介していきます。普段、部下とどのようにコミュニケーションを取っていますでしょうか?一緒にチェックしていきましょう。
【特徴】
- 部下との会話の比率は、マネジャーの割合の方が大きい
- 部下の話を最後まで聞かずに、自分の話を始めてしまうことがある
- 部下に細かく指示を出す方だ
- 部下に意見を求めようとしても、途中で先回りして答えを言ってしまう
- 会話で沈黙する時間が苦手
普段、自分のペースで部下とコミュニケーションを取っている方は注意が必要です。部下との面談でコーチングを行うときは、部下のペースで話ができるようにしていきましょう。
ペーシングのポイント3つ
では、ペーシングのポイント3つを見ていきましょう。
1つ目は、話し方です。
話し方のポイントは、以下のとおりです。
部下とは面談だけでなく日常でコミュニケーションを取っていると思いますので、面談前に部下の話し方をイメージしておくと合わせやすくなります。
2つ目は、相手の状態です。
相手の状態とは、以下のとおりです。
たとえば、部下が失敗して落ち込んでいる状態だったときに、マネジャーが元気いっぱい明るい状態で面談を進めてしまうと、マネジャーに合わせるために明るく振舞おうとして無理をしてしまうかもしれませんよね。
また、「面談前」「面談の途中」「面談の最後」で、部下の状態が変化しているかどうかを合わせて見ていきましょう。
面談する前に悩んでいることや相談したかったことがあったとしたら、話をすることでヒントを得たり、次にすべきことが明確になったり、モチベーションが上がったりすると、表情が明るくなったりして変化が見られます。
3つ目は、呼吸です。
よく、波長が合う人に対して、「息が合う」「呼吸が合う」という言い方をしますよね。マネジャーと面談している時間は心地良いと感じてもらえるように呼吸のペーシングにチャレンジしていきましょう。
ポイントは2つです。
- 相手が話しているとき→息を吐く
- 相手が黙っているとき→息を吸う
自分が話をするときをイメージしていただくとわかりやすいですね。
話をしているときは、話しながら息を吐いています。そして、文章で言うところの「句読点」が入るタイミングで息を吸います。これを部下が話をしているときに同じタイミングで行うのが呼吸のペーシングです。
慣れるまでは話を聴く方に集中してしまうかもしれませんが、慣れてくると次第に相手の呼吸に合わせることができるようになっていきます。
- ペーシングとは、「相手の話し方」「状態」「呼吸」などのペースを合わせること
- 特にペーシングを活用してほしいマネジャーの特徴は、「普段、聴くことよりも話をすることが多い」「最後まで話を聴かない」「細かく指示を出す方」「答えを先回りして言ってしまう」「沈黙が苦手」
- ペーシングのポイントは、「話し方」「相手の状態」「呼吸」を合わせる
部下との面談等でペーシングを活用して、話しやすい場づくりができるように試してみてくださいね!
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