- 部下が思うように仕事をしてくれなくてイライラすることが多い・・・。
- 感情的に怒ってしまうこともあり、なんとかしたいと思っている・・・。
- ネガティブな感情をコントロールできるようになりたい!
このような悩みをお持ちのマネジャーの方へ。
感情に任せて怒ってしまうと部下との関係がギスギスしてしまいますし、できれば感情的にならずに指導できるようになりたいですよね。
もしかしたら、「感情のマネジメント」という考え方を理解しておくといいかもしれません。
今回は、部下にイライラするときにやってほしい「感情のマネジメント」とは?についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
部下にイライラするときにやってほしい「感情のマネジメント」3つのステップとは?
「感情のマネジメント」とは?
「感情のマネジメント」とは、自分の感情・気持ちを言語化して、対処することです。
イライラしたり、怒るときは、言語化せず、そのまま感情を相手にぶつけている状態です。受け止める方は戸惑ったり、その感情が刺激されて相手もイライラしたり、怒ったりする恐れもあります。部下とのコミュニケーションの場合、表立ってマネジャーに反応することはないでしょうが、少なくともその感情に対してストレスを感じているでしょう。感情的に話をしてくる人には苦手意識を持ってしまうものです。
この機会に「感情のマネジメント」を実践して、部下と気持ちよくコミュニケーションできるようにしていきましょう!
すぐに実践できる「感情のマネジメント」3つのステップとは?
では、「感情のマネジメント」を実践していくにはどんなことをすればいいのでしょうか。3つのステップを見ていきましょう。
ステップ① イライラ・怒りを感じたら作業を中断して深呼吸をする
1つ目は、イライラや怒りを感じたら作業を中断して深呼吸をすることです。
自分の感情・気持ちを言語化する前に、まずは深呼吸をしてネガティブな感情を落ち着かせることから始めましょう。その他にもおすすめの行動があるのでご紹介します。
【ネガティブな感情を落ち着かせる行動】
- 目を閉じて深呼吸する
- 水を飲む
- 姿勢を正す
- いったん離席する
- 外の空気を吸いに行く
- ネガティブな感情をいったん横に置く(自分の頭の中から外に出すイメージ)
- (可能な場所なら)心を落ち着かせる音楽・BGMを聴く
2つ目は、自分の感情を紙に書き出すことです。
ポイントは、本音で書き出すことです。誰かに見せるわけではないので、言葉遣いがひどくてもかまいません。思いつくままに書き出していくことで、イライラしてしまう原因を探っていきます。
(例)
- 何度指導しても同じミスを繰り返す部下にイライラするなあ!
- これぐらいの仕事なら、一度の指導でできるようになってほしい!
- これから大事な会議があるのに、こんな気分させられて出席するのは嫌だ!
(イライラの原因)
- できて当たり前の仕事ができないことにイライラしている
- 大事な会議を前にして、部下のせいで気分が悪くなることに腹を立てている
イライラの原因がはっきりした段階で、自分のネガティブな感情が少しづつ小さくなっていくことを実感できると思います。原因がはっきりしないまま、イライラしたり、怒りを感じている状態が続くことがつらいからです。
ステップ③ イライラの原因に対して対処法を書き出す
3つ目は、イライラの原因に対して対処法を書き出すことです。
ポイントは「自分」と「部下」にそれぞれに対して書き出していくことです。ネガティブな感情が落ちついてくれば、冷静にすべきことを書き出すことができるはずです。もし、ネガティブな感情がぶり返すようでしたら、ポイント①に戻って心を落ち着けることからやっていきましょう。
(イライラの原因)
- できて当たり前の仕事ができないことにイライラしている
⇒ 自分にも得意・不得意があるように、部下にもあるはず。部下の強みに注目して任せる仕事を工夫しよう。
- 大事な会議を前にして、部下のせいで気分が悪くなることに腹を立てている
⇒ 気分転換して会議室に向かうようにしよう。会議室に着いたら仲のいい〇〇部のマネジャーと雑談しよう。
ご参考で、関連ブログ「扱いづらい部下の特徴5選と対処ポイントとは?」ご紹介しますので、合わせてご覧ください!
扱いづらい部下の特徴5選と対処ポイントとは?
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- 「感情のマネジメント」とは、自分の感情・気持ちを言語化して、対処すること
- 「感情のマネジメント」ステップ① イライラ・怒りを感じたら作業を中断して深呼吸をする
- 「感情のマネジメント」ステップ② 自分の感情を紙に書き出す
- 「感情のマネジメント」ステップ③ イライラの原因に対して対処法を書き出す
感情の取り扱い方を押さえておくと、部下だけでなくあらゆる人間関係で活用できます。ぜひ試してみてください!
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