「関係部門がコストダウンに協力してくれない…。」
「協力をお願いしても後回しにされてしまう…。」
と感じながら調達部門で仕事をされている方、いらっしゃいませんか?
関係部門に協力してもらえるようになるための「社内コミュニケーション力の高め方」について、複数回に分けて解説していきます。
まず、同じ会社でも部門によって「仕事の優先順位」が違うことを理解するということからお伝えしていきます。
それでは、「社内コミュニケーション力の高め方①」についてお伝えしていきますね。
社内コミュニケーション力の高め方①
【背景】 同じ会社でも部門によって優先順位が違う
調達部門の最も重要目標は、継続的にコストダウンを実現していくことです。
調達部門で仕事をしていなくても、継続的にコストダウンを実現していくことが必要なことはある程度理解しているはずです。
それなのに、なぜ協力してもらえないということがあるのでしょうか?
それは、部門によって「仕事の優先順位」が違うからです。
関係部門に協力してもらうためには、調達部門と関係部門との違いを理解することが大切です。
そのためのポイントは3つです。
【ポイント1】 関係部門の目標を知る
まず、関係部門の目標を把握します。
(例)
「技術部門」→「顧客が要求する仕様づくり」
「生産部門」→「工場在庫の削減」
【ポイント2】 調達部門へのニーズを書き出す
次に関係部門が調達部門へ求めていることを書き出します。
「普段、仕事で依頼されていること」を思い出してみることがポイントです。
(例)
「技術部門」→「顧客の要望に応えられる取引先の発掘」
「生産部門」→「リードタイムの短縮(ジャストインタイムの実現)」
【ポイント3】 ジレンマを書き出す
最後に、関係部門との間で抱えているジレンマを書き出します。
ジレンマとは、「調達部門が関係部門にしてほしいこと」と「関係部門が調達部門にしてほしいこと」との間にあるギャップのことです。
(例)
「技術部門」→「コストより仕様優先。仕様決定後の合理化については再評価が必要なので消極的。 」
「生産部門」→「コストダウンへの関心が低い。在庫を抱えたくないのでまとめ発注等に消極的。」
まとめ
普段、目の前の仕事に追われていると、「周りがどんな仕事をしているのか」まで気が回りませんよね。そんな中、いきなりコストダウンの協力を求めてもうまくいかないものです。まず、調達部門を取り巻く環境がどうなっているのか、「違い」を知ることから始めてみるといいですよ。
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