調達・購買部門出身の研修講師・コンサルタントが調達・購買部門の自律型人材育成を応援します!

受付時間:10:00〜18:00 定休日: 土日祝

  1. ブログ
  2. 「調達・購買部門」関連記事
  3. 入社3年目調達担当者のモチベーションが下がる3つの理由と対処ポイントとは?
 

入社3年目調達担当者のモチベーションが下がる3つの理由と対処ポイントとは?

入社3年目調達担当者のモチベーションが下がる3つの理由と対処ポイントとは?


  • 入社3年目調達担当者がいる・・・。
  • 最近モチベーションが下がっている気がする・・・。
  • モチベーションが下がる理由と対処ポイントについて教えてほしい!


このような悩みをお持ちの調達マネジャーの方へ。


モチベーションが下がっている部下にどう接したらいいか悩みますよね。


まずは、調達担当者によくある理由とその対処ポイントをチェックすることから始めてみませんか?


今回は、入社3年目調達担当者のモチベーションが下がる3つの理由と対処ポイントとは?についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。




入社3年目調達担当者のモチベーションが下がる3つの理由と対処ポイントとは?


理由① 仕事が終わらないことにストレスを感じる

1つ目は、仕事が終わらないことにストレスを感じることです。


マネジャーさんや教育係の先輩の手を離れて、自分の担当を持って仕事を進めるようになったものの、一つ一つの仕事への対応に時間がかかったり、ミスをしたりして、仕事が終わらないことでストレスを感じてモチベショーンが下がるということが挙げられます。私も調達担当者のときに、次から次へと増えていく仕事(見積依頼、納期調整、トラブル対応など)が山積している状態に、毎朝出社することが憂うつな気分になっていた時期があります。

部下への対処ポイント

部下が優先順位づけをしながら進めることができているかどうか確認してみましょう。例えば以下のとおりです。

(例)優先順位のつけ方
  • A社の納期調整(回答期限:翌日)⇒C社の対応をした後、すぐに取りかかる
  • B社への見積依頼(回答期限:2週間後)⇒他の仕事より回答期限までに時間があるので、他の対応が終わったら依頼する
  • C社の品質トラブル対応(回答期限:至急)⇒緊急なので最初に対応する

仕事が山積している部下は、目についた仕事から取りかかっていて、すぐに取りかからなければいけない仕事が後回しになっているかもしれません。その整理を部下と一緒にしてあげることで、目の前の仕事に集中できるようになります。部下が一人でできるようになるまでの間フォローしていくと、仕事が山積するという状態がなくなっていきます。


理由② 取引先と関係部門との間で板挟み状態になることにストレスを感じやすい

2つ目は、取引先と関係部門との間で板挟み状態になることにストレスを感じやすいことです。

例えば納期調整ですが、取引先の回答を関係部門が了承しない場合、「板挟み」状態になります。交渉の結果、満額回答を引き出すことができればいいのですが、そうでない場合の方が多いのではないでしょうか。どうしたら関係部門が納得してしてもらえるのかがわからず、ゴールが見えない状態にモチベーションが下がっていきます。

部下への対処ポイント

交渉をまとめようとするよりも、関係部門が納得するために必要な情報を集めて整理することに集中させることがポイントです。例えば以下のとおりです。

(例)納期調整で結論が出ない
  • 納期遅延の理由を取引先に確認する(材料の入荷が遅れが原因等)
  • 取引先が行っている対応について確認する(材料の入荷日を早められないか交渉している)
  • 調達部門が行ってる対応について説明する(材料の納期交渉のフォローをしている)
  • 希望納入日との間には、埋められないギャップがあり、最善の対応を行っている理由を説明できるように準備する

部下が、「この状況なら仕方ないな」「あとは社内やお客様との間で調整しよう」という納得感が感じられる回答準備がきちんとできているかチェックしていきましょう。出来ていない部分があれば、質問しながら整理することをサポートしていくことで、次第に自分で調整できるようになります。


理由③ できて当たり前の仕事にやりがいを感じづらい 

3つ目は、できて当たり前の仕事にやりがいを感じづらいことです。

例えばトラブルが原因で納期遅延が発生したときに、取引先と調整を行った結果、契約通りに納入できたとしても、社内では「当たり前」という受け止めになってしまいがちです。「結構大変な思いをしたのに報われないな・・・。」と感じてしまいモチベーションが下がってしまうこともあります。この状態を放置してしまうと、「なんのためにこの仕事をしているんだろう・・・。」という気持ちになってしまいます。

部下への対処ポイント

部下を承認する機会を持ちましょう。承認を行うと、部下は自分自身のことや調達部門の仕事に対して前向きに受け止めることができるので、モチベーションも上がっていきます。

承認は、「5つの承認レベル」で行うことをおすすめしています。

  • 結果承認(出した結果について認めること)
  • プロセス承認(結果に関わらず過程を承認すること、努力したプロセスを認めること)
  • 行動承認(結果と関係しないことに対しても行動したことを承認する、認めること)
  • 意識承認(行動しようとしたこと、意識したことを承認する、認めること)
  • 存在承認(その人の存在そのものを承認、認めること)

結果承認だけでなく、それ以外の部分にも注目して承認していきましょう。それが、部下の「もっとやってみよう!」というモチベーションのアップにつながっていきます。


詳しくは、以下のブログでお伝えしていますので、合わせてご覧ください。

部下のやる気を引き出す5つの承認レベルとは?

部下のやる気を引き出す5つの承認レベルとは? つい、“結果がよければ褒める、ダメだったら叱る”をやってしまい、自己嫌悪になってしまう・・・。部下を褒めて伸ばしたいけど、なにをどう褒めていいかわからない・・・。部下のやる気を引き出すために声かけしたいけど、どんなふうに声かけしたらいいか...
 


まとめ

  • 理由① 仕事が終わらないことにストレスを感じる
  • 理由② 取引先と関係部門との間で板挟み状態になることにストレスを感じやすい
  • 理由③ できて当たり前の仕事にやりがいを感じづらい

調達部門は一人で完結する仕事がなく、関係部門と取引先との間に入って調整・交渉する仕事が中心です。そのため周りの動きに影響を受けてしまい、仕事がうまくいかないとモチベーションが下がってしまいがちです。

下が抱えている課題を解決できるように手助けしてあげることで、次第に仕事を進められるようになり、モチベーションも上がっていきますので部下の成長を応援してあげてくださいね!



入社3年目調達担当者のための応援マインドセットをテーマにした研修を行っています。

【調達・購買】入社3年目社員のための応援マインドセット研修


無料でご相談をお受けしていますので、お気軽にお声がけください。



研修担当者様、調達マネジャー様向けに「入社3年目育成研修」に関するご相談を無料でお受けしています。

お気軽にお問い合わせください。

    ↓

お問い合わせフォーム
関連エントリー

 応援のチカラ 

まずはお気軽にお問い合わせくださいね。

電話番号:090-4593-3959

受付時間:10:00〜18:00

定休日 : 土日祝

所在地 : 神奈川県川崎市中原区下小田中1-32-5  会社概要はこちら

お問い合わせ