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気分が落ち込んで失敗を引きずるタイプの部下への対処法

気分が落ち込んで失敗を引きずるタイプの部下への対処法



「仕事で失敗して落ち込んでしまうと立ち直るのに時間がかかってしまう・・・。」

「気分転換が苦手で失敗を引きずるタイプで困っている・・・。」


このような特徴がある部下を持つマネジャーの方へ。


仕事で注意したり、叱らなければならない場面もあり、部下にどんなサポートしてあげたらいいか悩ましいですよね。


ポイントは、「落ち込んだ気分」を無理やり変えようとしないことにあります。


  1. 「気分」と「行動」は、結びついている
  2. 「行動」を変えることで「気分」を変える習慣を身につける
  3. 「気分」を変える「行動」を習慣にするときの注意点

以上、3点について、「気分が落ち込んで失敗を引きずるタイプの部下への対処法としてお伝えしますので、ぜひご覧ください。


気分が落ち込んで失敗を引きずるタイプの部下への対処法

1.「気分」と「行動」は、結びついている

1つ目は、「気分」と「行動」は、結びついているです。


アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズの有名な言葉があります。

  • が変われば行動が変わる。
  • 行動が変われば習慣が変わる。
  • 習慣が変われば人格が変わる。
  • 人格が変われば運命が変わる。

 

  • 落ち込んだ気分になる自分はダメ
  • 落ち込んだ気分を引きずってしまう自分はダメ

と感じてしまう「行動」が習慣になっていないでしょうか?

  • 習慣を変えるための行動を変える ⇒ 気分(心)が変わる

「落ち込んだ気分になる自分はダメ」「落ち込んだ気分を引きずってしまう自分はダメ」という習慣を変える行動をすることで、「気分」(心)を変えていきましょう。

 

2.「行動」を変えることで「気分」を変える習慣を身につける

2つ目は、「行動」を変えることで「気分」を変えるです。


「落ち込んだ気分になる自分はダメ」
「落ち込んだ気分を引きずってしまう自分はダメ」

という習慣を変えるにはどんな行動をすればいいのでしょうか。2つのステップがあります。

ステップ1 いったん、自分のメンタルをリセットする

まず、いったん、落ち込んだ気分になっている自分のメンタルをリセットすることです。気分が落ち込んでいるということは、心がマイナスの状態になっています。そのマイナスの状態から抜け出すこと、それがメンタルをリセットするということです。

(例)
  • 目を閉じて、深呼吸を繰り返す
  • 何も考えず、頭を休める
  • 水を飲む
  • ストレッチなどで体を動かす
  • 散歩する

【ご参考】

ステップ2 前向きな体質になる行動を習慣にする

気分をマイナスからフラットな状態にすることができたら、次は前向き体質になる行動を実践していきます。「ウソでしょ」「意味がないのでは」と思う人こそ、試してみて下さい。もし3カ月続けることができれば、劇的な変化に気づけるはずです。

(例)
  • いつも笑顔を心がける
  • 物事をポジティブに考える
  • 前向きな人と一緒にいる
  • 好きなことや楽しいことに取り組む
  • 自分の長所に目を向ける
  • 感謝の気持ちを忘れない

3.「気分」を変える「行動」を習慣にするときの注意点

3つ目は、「気分」を変える「行動」を習慣にするときの注意点です。ポイントは3つです。


ポイント①「前向きにならないとダメ」と考えて無理をしない

「前向きにならなければ」と考えるほど、強迫観念となってどんどん追い詰めてしまいます。無理に頑張ることがストレスとなり、前向きになることはできません。無理のないペースで少しづつ習慣にしていきましょう。

ポイント②「ネガティブ思考」を否定しない

ネガティブな考えが浮かぶと、「自分はダメなんだ」「こんなことを考えている自分はダメ」と自分のことが嫌になることもあるでしょう。そのため「ネガティブ思考をなくしたい」と考える人も少なくないのですが無理なのです。なぜならネガティブ思考はすべての人間に備わる基本的な本能だからです。身を守るためには、時として物事をネガティブに受け止めるが必要になります。ですので、ネガティブ思考に対してマイナスイメージを持ちすぎないでください。ネガティブは誰もが抱く、ごく普通の感情です。問題なのは「ネガティブにとらわれてしまう」ことです。ネガティブにとらわれてしまうとなかなか抜け出すことができません。


ポイント③「今のままの自分でいい」と受け入れる

どうしても前向きになれない、そんな時は「今のままの自分でいい」と受け入れましょう。「自分なんて」と自分を否定し続けるのではなく、「今のままでいい」と肯定することが大切です。前向きになれない時は誰にだってあります。人間には感情がありますが、感情は思うようにコントロールできません。できないことに対して何とかしようとする行為は、無謀とも言えます。自分に対して「〇〇しなければ」「〇〇じゃなければダメ」と過剰に追い込むよりも、「今のままでいい」と受け入れましょう。自己肯定感が低い人の中には、素直に自分を受け入れられないということもあるでしょう。そんな時は本心からでなくとも「今のままの自分でいい」呟くことで、次第に自分を許せるようになります。


まとめ

  • 「落ち込んだ気分になる自分はダメ」「落ち込んだ気分を引きずってしまう自分はダメ」という習慣を変える行動をすることで、「気分」(心)を変える
  • 気分を変える行動は、①「いったんメンタルをリセットする」②「前向きな体質になる行動を習慣にする」
  • 「気分」を変える行動を習慣にするときの注意点は、①「前向きにならないとダメと考えて無理をしない」②「ネガティブ思考を否定しない」③「今のままの自分でいい」と受け入れる

落ち込んで引きずってしまう原因は、「コントロールできないことに悩む」「自己否定感が強い」ことにあります。もし、部下がそのような特徴があるなと感じたら、このブログ記事を参考にして、「もし、なにか力になれることがあれば相談に乗るよ。」と声をかけてみてください。

 

 

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