「板挟み」の調達部門を、社内から応援される「調達主導」の組織へ。
調達出身のコンサルタントが組織風土改革を支援します!

受付時間:10:00〜18:00 定休日: 土日祝

  1. ブログ
  2. 「調達・購買部門」関連記事
  3. 【調達人材育成】ベテラン調達部員が若手調達部員への指導をしたがらない理由とは?
 

【調達人材育成】ベテラン調達部員が若手調達部員への指導をしたがらない理由とは?

【調達人材育成】ベテラン調達部員が若手調達部員への指導をしたがらない理由とは?
  •  「調達マネジャーである自分が、自ら若手調達部員を指導しているものの、ベテラン調達部員からも知識や技術を伝えてほしいと思っている。でも、どのように依頼すれば、ベテラン調達部員が前向きに引き受けてくれるのか、その伝え方に苦慮している。・・・。」
  •  「ベテラン調達部員に若手調達部員の指導を依頼し、最初は取り組んでくれるものの、途中でやめてしまうことが続いている。指導を継続してもらうための動機づけや、体制づくりができていないことが原因だと思っている・・・。」
  • 「ベテラン調達部員が若手調達部員への指導を進められない背景に、どのような事情があるのか把握できていない・・・。」 

 

「ベテラン調達部員にも若手調達部員に調達業務の知識や技術を指導してほしい」と願う調達マネジャーの方へ。指導を頼んでもなかなか定着しなかったり、なぜ指導を避けるのかその意図が見えなかったりと、もどかしい思いを抱えていることはないでしょうか。

 

指導を頼みたいのに、思うように進まない状況は、調達マネジャーにとって大きなストレスですよね。そうした状況を変えるための第一歩として、なぜベテラン調達部員が若手調達部員への指導に及び腰になってしまうのか。その理由について考えてみることから始めてみてはいかがでしょうか。


今回は、【調達人材育成】ベテラン調達部員が若手調達部員への指導をしたがらない理由とは?についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。



【調達人材育成】ベテラン調達部員が若手調達部員への指導をしたがらない理由とは?





理由① 自分の担当業務が忙しくて指導する余裕がない

1つ目の理由は、自分の調達業務が忙しく、指導する余裕がないからです。

 

ベテラン調達部員は、キャリアに合わせて質・量ともに相応の負担を任せられている状況であることが多く、自身の調達業務を完遂することに精一杯の状態になっています。限られた時間の中で、見積依頼、発注処理、納期調整、コスト削減交渉、品質トラブルといった目の前の対応や調整に追われており、若手調達部員に時間を割くことが、自身の調達業務の質を下げることにつながるのではないかと危惧しています。

 

このような場合、調達マネジャーとしては、指導を「今の調達業務にプラスされる負荷」ではなく「自身の調達業務を効率化するための投資」であると認識してもらうような動機づけが重要です。

 

【動機づけの声かけ(例)】


調達マネジャーAさん

「〇〇さんの専門的な知識を若手調達部員に少しずつ引き継ぐことで、今後はより重要な調達業務へ専念できる体制を整えたいと考えています。」

 

「指導に割いていただく時間を、将来的に〇〇さんが新しい調達業務に挑戦するための準備期間と位置づけていただけませんか。」



ベテラン調達部員の多忙さを理解した上で、若手調達部員を指導することがベテラン調達部員のキャリアや調達業務の幅を広げることにつながるという視点を共有していくことが、解決の糸口となります。

 

 

理由② 若手調達部員が成長しなかった場合に、評価が下がることを気にしている

2つ目の理由は、若手調達部員が成長しなかった場合に、自身の評価が下がることを気にしているからです。

ベテラン調達部員は、これまでの実績や経験から、周囲に対して高い基準で調達業務を完遂する役割を期待されています。そのため、若手調達部員の指導を任された際、「指導の成果が上がらないことは、自分の指導力不足とみなされ、評価に悪影響を及ぼすのではないか」という不安を抱えています。結果がすぐに見えない指導を避けることで、自身の安定した評価を守ろうとする心理が働いています。

このような場合、調達マネジャーとしては、若手調達部員の成長の責任を一人で抱え込ませず、評価の仕組みや考え方を丁寧に説明する動機づけが重要です。

【動機づけの声かけ(例)】

調達マネジャーAさん

「若手調達部員の育成過程において、〇〇さんが丁寧に関わってくれている姿勢を高く評価しています。短期間での結果だけを求めるものではありません。」

 

「仮に若手調達部員の成長が緩やかであっても、〇〇さんの指導が調達チームの調達業務の質を維持していることは間違いありません。安心して向き合ってください。」



ベテラン調達部員が抱える評価への不安を取り除き、指導のプロセス自体が価値あるものだと共有していくことが、解決の糸口となります。

 


理由③ 若手調達部員を指導する方法がわからない

3つ目の理由は、若手調達部員を指導する方法がわからないからです。

ベテラン調達部員は、調達業務を身につけた際、誰かに教わるよりも見て学ぶ「背中を見て覚えろ」という環境で育ってきた人が多くいます。そのため、自分が経験してきた感覚的な知識を、どのように言葉にして若手調達部員に伝えればよいのか分からず、指導に対して苦手意識を抱いています。明確な型がないまま指導をすることに不安を感じ、結果として関わりを避けてしまう心理が働いています。

このような場合、調達マネジャーとしては、高度な指導技術を求めるのではなく、ベテラン調達部員が持っている日頃の調達業務の視点をそのまま伝えるだけで十分であると説明する動機づけが重要です。

【動機づけの声かけ(例)】


調達マネジャーAさん

 「〇〇さんが長年培ってきた、仕入先を選定する際の見極め方をぜひ若手調達部員に教えてほしいのです。特別な指導スキルは必要ありません。まずは、〇〇さんが調達業務を行う際に何を大切にしているか、言葉にするだけで大きな助けになります。」

 

「私と一緒に、若手調達部員向けの確認項目を作りませんか。〇〇さんの経験を少しずつ形にすることで、若手調達部員も迷わずに調達業務を進められるようになります。」



ベテラン調達部員が持つ経験知を無理なく引き出し、それを仕組みに変えていく過程を支えることが、解決の糸口となります。

 


まとめ

  • 理由① 自身の調達業務で手一杯であり、指導に回す余裕がないと感じているため。
  • 理由② 若手調達部員の指導がうまくいかなかった場合に、自身の評価が下がることを懸念しているため。
  • 理由③ 経験から得た感覚的な調達業務の知識をどう伝えていいかわからないため。


まずは、ベテラン調達部員が持つ経験知を言葉にすることから始めてみませんか?

ベテラン調達部員が、自身の経験をどのように若手調達部員へ伝えればよいか悩むことは珍しくありません。長年培ってきた感覚的な知識を、指導という形で表現することに戸惑うのは、真摯に調達業務と向き合ってきたからこそです。

 

まずは、ベテラン調達部員が日常の調達業務で何を大切にしているのか、些細なことでも言葉にしてもらう機会を作ってみてはいかがでしょうか。「こうすればうまくいく」というポイントを一つずつ形にしていくだけで、指導のハードルはぐっと下がります。

 

若手調達部員の成長を支える道のりは、ベテラン調達部員の持つ経験を紐解くことから始まります。調達チーム全体が知識を共有し合える環境を作るために、焦らず、ベテラン調達部員と対話を重ねてみてください。


【無料相談】ベテラン調達部員の経験値を活かす仕組みづくりについてお話ししてみませんか?


ベテラン調達部員の頭の中にある大切な経験値を引き出し、それを仕組みへと変えていくことは、一筋縄ではいかないと感じることも多いはずです。日々の調達業務に追われながら、若手調達部員への指導方法までを整えることは大変なことですよね。

 

応援のチカラ「調達人材育成コンサルティング」では、ベテラン調達部員が長年培ってきた経験値を、誰もが活用できる調達業務マニュアルやスキルマップとして形にするサポートを行っており、ベテラン調達部員の暗黙知をどのように言語化し、調達チーム全体に根付かせていくか、具体的な手順をご提案いたします。

 

「何から手をつければよいか分からない」「今の調達チームの状況でうまく進められるだろうか」といった悩みも、ぜひお聞かせください。調達マネジャーの皆さんが、自信を持って若手調達部員を育成できる環境を一緒に作っていければと考えています。まずは気軽な気持ちで、お話を聞かせていただけませんか。


 

お気軽にお問い合わせください。

     ↓

お問い合わせフォーム
関連エントリー

 応援のチカラ 

まずはお気軽にお問い合わせくださいね。

電話番号:090-4593-3959

受付時間:10:00〜18:00

定休日 : 土日祝

所在地 : 神奈川県川崎市中原区下小田中1-32-5  会社概要はこちら

お問い合わせ