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【調達人材育成】指示や報告だけで終わらせない!調達部員の孤立を防ぎ、自走を促す「調達部員が主役の定期面談」の始め方

【調達人材育成】指示や報告だけで終わらせない!調達部員の孤立を防ぎ、自走を促す「調達部員が主役の定期面談」の始め方
  •  「調達部員との会話が、どうしても納期やコストの進捗確認といった『指示や報告』に偏ってしまい、心の奥で抱えている関係部署との板挟みの苦しみや、本当の困りごとを聴く機会を逃している。」
  •  「自分自身が会議や外出で席を外すことも多く、調達部員が『相談したい』と思ったタイミングでそばにいてあげられない。その結果、調達部員が相談を諦め、一人で問題を抱え込んでしまう状況をどうにか改善したいと思っている・・・。」
  •  「調達部員にはもっと自分で考えて動く『自走』をしてほしいと願っているが、日々の忙しさに追われる中で、何をどのように対話すれば、自律的に調達業務と向き合うきっかけを掴めるのかが分からず悩んでいる・・・。」

日々の業務において、調達部員とのコミュニケーションが、納期の確認やコスト交渉の結果報告といった「調達業務の報連相」だけで終わってしまうことはないでしょうか。


調達部員は、常に関係部署からの要望と仕入先の状況との間で板挟みになり、孤独な思いを抱えていることが少なくありません。しかし、業務の進捗を確認するだけの対話では、調達部員が心に秘めた不安や、一人で抱え込んでいる「本当の困りごと」に気づくことは非常に難しいものです。


こうした状況を改善し、調達部員が本来の力を発揮して自律的に動けるようになるためには、「調達部員が主役の定期面談」を試してみることが、一つの有効な手立てになります。特別な評価制度がない環境でも、対話の質を少し変えるだけで、職場の風通しは驚くほど変わるものです。


今回は、指示や報告の枠を超えて、調達部員の孤立を防ぎ、自走を促すための「調達部員が主役の定期面談」の考え方についてお伝えしますので、調達部員との効果的なコミュニケーション手段の選択肢の一つとしてご確認いただけたらと思います。


今回は、【調達人材育成】指示や報告だけで終わらせない!調達部員の孤立を防ぎ、自走を促す「調達部員が主役の定期面談」の始め方についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。

 

 

【調達人材育成】指示や報告だけで終わらせない!調達部員の孤立を防ぎ、自走を促す「調達部員が主役の定期面談」の始め方



「調達部員が主役の定期面談」とは?

「調達部員が主役の定期面談」とは、調達マネジャーと調達部員が1対1で、定期的に対話を行う時間のことです。これは、単に調達業務の進捗を確認する場ではありません。調達部員が日々の業務で直面している課題や悩みを安心して打ち明け、調達マネジャーがその解決をサポートすることを通じて、調達部員の成長を促すための「調達部員が主役となる調達部員のための時間」です。

目標管理面談との違い


社内制度として行われる「目標管理面談」と、今回お伝えする「調達部員が主役の定期面談」には、目的や内容に以下のような違いがあります。

  • 目標管理面談
主な目的は、あらかじめ設定した目標に対する「評価(査定)」です。過去の成果や数値、達成度を振り返り、会社としての評価を伝える場となります。

  • 調達部員が主役の定期面談
主な目的は、調達部員の「支援・育成」です。評価を直接の主眼とはせず、調達部員が「今、何に困っているか」「今後どうなりたいか」という現在と未来の対話を中心に進めます。

「評価される場」だと思うと、調達部員は自分の弱みや失敗を隠してしまいがちです。しかし、この面談を「支援の場」と位置づけることで、関係部署との板挟みなどのデリケートな悩みも相談しやすくなります。

「調達部員が主役の定期面談」は、評価のための面談とは異なり、調達部員の安心感を醸成し、自律的な成長を支えるための貴重なコミュニケーションの機会となります。

 

「調達部員が主役の定期面談」の始め方

制度がない中でこの習慣を根付かせるためには、まず形から整え、徐々にその中身を充実させていくことが近道です。以下の3つのステップで進めてみましょう。

ステップ1 物理的な「相談の枠」を確保する

まずは、調達マネジャーと調達部員のカレンダー上で、確実に顔を合わせられる時間を予約することから始めます。「時間が空いたときに話そう」では、急な会議や外出が入る調達業務の現場では後回しにされてしまいます。会議室の確保やWeb会議の予約を行い、誰にも邪魔されない「枠」を物理的に作ってしまうことが第一歩です。

ステップ2 定期的なサイクルを仕組み化する

調達部員が「次の面談で相談しよう」と準備できるように、実施のタイミングを固定します。週に1回15分、あるいは隔週で30分など、短時間でも構いません。定期的に「相談の窓口」が開いている状態を作ることで、自席にいない調達マネジャーへの相談のタイミングを逃してしまうリスクを防ぐことができます。

ステップ3 面談の趣旨を調達部員に正しく伝える

時間の枠を確保したら、この面談の目的を調達部員に丁寧に説明します。単に「面談をやる」とだけ伝えると、調達部員は身構えてしまうからです。以下のようなポイントを添えて伝えてみてください。


  • 伝えるべきポイント 

「これはあなたの悩みや困りごとを聴き、サポートするための時間です」と宣言する。


  • 相談のヒント(例)
「関係部署との調整で困っていること」
「仕入先との交渉で迷っていること」
「今、抱え込んでいる業務の負担感」

このように、「何を話してもいい場であること」を具体的に示してあげることで、調達部員は安心して相談の準備ができるようになり、それが調達業務に主体的に向き合う「自走」への第一歩となります。


「調達部員が主役の定期面談」を実施する際の3つの注意点

せっかく貴重な時間を確保しても、進め方を誤るとその効果は半減してしまいます。調達部員が心を開き、自走へのきっかけを掴む場にするために、調達マネジャーとして意識しておきたい3つの注意点をお伝えします。

注意点① 冒頭で面談の目的を伝える

面談の冒頭で、この時間が「評価の場」ではなく「調達部員が抱える課題や悩みを共有し、サポートする場」であることを必ず明示しましょう。

(例)
  • 「今日は、進捗報告ではなく、〇〇さんが今感じている仕事の難しさや、私にサポートしてほしいことを聴く時間にしたいと思っているのでよろしくお願いします。」
このように一言添えるだけで、調達部員は安心して本音を話しやすくなります。


注意点② 会話の「黄金比率」を意識する

「調達部員が主役の定期面談」においては、調達マネジャーは「聴き手」に徹することが大切です。会話の比率は「調達部員が7割、調達マネジャーが3割」を目安にしてください。

(例)
  • 調達部員Aさん

「実は、今回の設計変更について関係部署からかなり厳しい納期を求められておりまして、仕入先への調整をどう切り出すべきか悩んでいます。」


  • 調達マネジャー
「そうなんですね。その調整を進めるにあたって、Aさんが今一番懸念されているのはどのような点でしょうか?」

このように、調達部員が話し始めたら、すぐにアドバイスを挟みたくなるところをグッと堪え、質問を通じて話を掘り下げてみてください。調達部員が自身の状況を丁寧に説明することで、結果として思考が整理され、自律的な解決へと繋がっていきます。

注意点③ 最後は前向きなメッセージで締めくくる

面談の終わりには、相談したテーマに対して調達部員がポジティブな気持ちで席を立てるような声かけをしましょう。

(例)
  • 「今の悩みを聞けてよかったです。まずはこの部分から一緒に改善していきましょう。」
  • 「また次回の定期面談でも、その後の状況を聴かせてください。」
といった言葉をかけます。次回の面談まで伴走し続ける姿勢を示すことで、調達部員は「一人で戦っているのではない」という安心感を得ることができます。

これらの注意点を守ることで、面談は単なる「業務連絡の延長」ではなく、調達部員が自らの意思で調達業務を前に進めるための、大きな原動力となるはずです。


まとめ 自走を促す「調達部員が主役の定期面談」の始め方

  •  「調達部員が主役の定期面談」とは、 評価を目的とするのではなく、調達部員が日々の業務で抱える課題や悩みを安心して打ち明け、成長を支援するための「調達部員のための時間」。
  • 「調達部員が主役の定期面談」の始め方ステップ① カレンダー上で誰にも邪魔されない物理的な「相談の枠」をあらかじめ予約し、後回しにできない仕組みを作る。
  • 「調達部員が主役の定期面談」の始め方ステップ②  週1回や隔週など、短時間でも継続して実施するサイクルを固定することで、調達部員がいつでも相談できる安心感を醸成できる。
  • 「調達部員が主役の定期面談」の始め方ステップ③ 面談の開始前に「調達部員のサポートが目的であること」を伝え、相談のヒントを具体的に例示することで、調達部員が準備しやすい環境を整える。
  • 「調達部員が主役の定期面談」を実施する際の注意点① 面談の冒頭で「評価の場ではない」という目的を明確に伝え、単なる雑談や指示出しの時間にならないよう注意する。
  • 「調達部員が主役の定期面談」を実施する際の注意点② 会話の比率を「調達部員が7割」に保つことを意識し、アドバイスを急ぐのではなく質問を通じて調達部員の思考整理を促す。
  • 「調達部員が主役の定期面談」を実施する際の注意点③ 面談の最後には前向きなメッセージを添えて、次の面談まで調達マネジャーが伴走し続ける姿勢を伝えて締めくくる。

「調達部員のための時間」が、自走する調達部門への第一歩になります

今回のブログでお伝えしたかったのは、日々の慌ただしい「調達業務の報連相」から少しだけ離れ、調達部員一人ひとりと向き合う時間を持つことの大切さです。調達マネジャーが「あなたの話を聴く準備ができている」という姿勢を示すことは、板挟みの環境で戦う調達部員にとって、何にも代えがたい安心感と、調達業務への前向きな意欲を生み出す源泉となります。


まずは、来週のスケジュールの中に、わずか15分でも構いませんので、調達部員と向き合うための「専用の枠」を確保することから始めてみてください。完璧な面談を目指す必要はありません。まずは「場」を用意し、調達部員が自分の言葉で調達業務の課題を整理して話す機会を作ること、その一歩が非常に重要です。


こうした対話の積み重ねは、時間はかかるかもしれませんが、確実に調達部員の自走する力を育んでいきます。孤立を防ぎ、共に課題を乗り越えていける強固な調達組織を築いていくために、まずは目の前の調達部員が主役になれる時間を、一歩ずつ形にしていきましょう。



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「調達部員との定期面談を始めてみたものの、なかなか本音を引き出せない」「自走を促すための問いかけが正解なのか自信がない」といった、調達マネジメントにおける難しさを感じてはいませんか。関係部署との調整や仕入先との交渉といった複雑な業務を抱える調達部門だからこそ、型通りの定期面談ではなく、組織の実情に合わせた「支える仕組み」が必要です。

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